Q.難しい用語がいっぱい!わかりやすく教えて!
水彩の用語をなるべくわかりやすく書いていきます。
●顔料(ピグメント)
色の素です。
水や油には溶かせません。
今では石油化学合成技術という、科学技術で色を作ることが簡単になりましたが、昔は土や岩なんかの天然資源から色を作っていました。
今でもコチニール色素(赤い染料、素材は虫)やラピスラズリ(青い染料、素材は石)が原料となっている絵具もあります。
●バインダー(糊)
顔料を定着させるための接着剤です。
ここで紹介されているものでは、アラビアガム、デキストリン、アクリル樹脂などがそれに当たります。
●アラビアガム(アラビアゴム)
アカシア科の植物から採れる天然樹脂です。
一般に、透明水彩絵具では30%、不透明水彩絵具では10%ほどが使われています。
このアラビアガムの濃度によって、水彩絵具が透明になるか、不透明になるかが決まります。
●メディウム(メジウム)
絵具に混ぜて、独特の風合いを出すためのものです。
透明感を足すもの、乾燥を遅らせるものなど、用途によってさまざまなメディウムがあります。
これを使うと、透明水彩がガッシュのように盛り上がったり、不透明水彩を水彩として使えたり、絵具にラメを入れられたり、オリジナル度の高い作品が仕上がるので非常に面白いです。
●パン
固形絵具のことです。
見た目はコンソメに似ています(笑)
一般的に固形水彩の方が良い発色をするとされています。
持ち運びにも便利です。
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