Q.透明水彩、ガッシュ、水彩絵具の違いは?
水彩絵具は基本的に透明水彩(ウォーターカラー)と、不透明水彩(ボディーカラー)の二つに分けられます。
でも、色のもとになる顔料をアラビアガム(アラビアゴム)で溶いているのは同じです。
このアラビアガムの比率によって、透明水彩か不透明水彩かが決まります。
ちなみに、美術作品で「水彩画」と言われたら、この透明水彩絵具で描かれたものを指すことが多いです。
不透明水彩は本来、ガッシュと呼ばれる絵具を指します。
小学校で使った絵具を覚えていますか?
ペンてるさんの12色絵具とか有名ですね。
これもガッシュに含まれますが、この絵具の場合はマッド水彩と呼ばれます。
透明水彩としても、不透明水彩としても使える中間的な絵具です。
具体的に何が違うのかというと、安い価格で販売するためにアラビアガムの代わりにデキストリンを使ったりしているので、長期の保存には向きません。
販売されている色数が少ないのも痛手といえます。
(なぜ色数が少ないことが痛手なのかは後述します。)
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